特定の著者やライターに興味があるというGoogleユーザーに朗報だ。Googleは米国時間6月7日、ライターの記事や著書、略歴などを見つけやすくする機能を追加した。
同機能は、ウェブサイトを特定のライターの略歴や関連ページなどと結びつけるというもの。HTML5の1機能をサポートすることで実現した。
GoogleのエンジニアであるOthar Hansson氏は、7日付のブログにてこの機能の使い方の例を挙げている。例えば、The New York Timesが著者にマークアップタグをつけ、そのレポーターが書いたすべての記事をその人の略歴ページにリンク、略歴ページにはそのレポーターのほかの記事やレポーター個人の情報が書かれているといった具合に利用できるという。
つまり、著者が書いた記事のみを検索結果に結びつけるのではなく、著者を検索結果と統合するということだ。また検索結果の一部として、著者名を使ってさまざまなページやサイトをランク付けすることもできる。
「優れたコンテンツは優れた著者から生まれるものだ。この機能で著者に焦点を当て、検索結果をランク付けする方法を考えている」とHansson氏はブログで述べている。
Googleはすでに、米CNETやThe New York Times、The Washington Post、Entertainment Weekly、The New Yorkerといったウェブサイトと協力し、必要なHTMLコードの設定をはじめている。また、Googleが運営している「YouTube」や「Blogger」上のコンテンツにも著者タグを追加した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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