技術サイトTUAWの情報筋らによると、Appleの次期「iOS 5」のコードから、同社がおそらく2種類の「iPad 3」モデルを開発していることがうかがえるという。
TUAWは、iOS 5ファームウェアのUSBデバイスに対するコードファイルの中に、「iPad3,1」と「iPad3,2」を参照する部分を発見した。
現行の「iPad」は、内部的には「iPad2,1」(Wi-Fi版)、「iPad2,2」(GSM版)、「iPad2,3」(CDMA版)という3つの独立したモデルに分類されている。したがってiOS 5のコードで検出された2つのモデルは、Wi-Fi版とセルラー版である可能性がある。そう考えれば、iPad 3のセルラー版はCDMAまたはGSMで動作することのできる「世界対応」端末になる見通しだというMacRumorsの主張とも一致する。
iOS 5のコードには、新しい「iPod touch」を示唆するものは含まれていなかった。Appleは通常、新しいiPod touchを9月に発表する。これは、新しい「iPhone」に注目を集めるため、同社が2011年9月を空けていることを意味するのかもしれないとTUAWの情報筋らは考えている。
新しいiOS 5のコードは、iPhoneに「iPhone4,1」と「iPhone4,2」の2つのモデルが存在することも示唆している。しかしMacRumorsによると、こちらについては、2011年に入って公開された「iOS 4.3」のコードですでに発見されているという。
コード内の参照が、必ずしも実際の製品につながるとは限らないことに注意しなければならない。以前のiOSコードに記述のあった「iPhone 3,2」(「iPhone 4」の3つ目のモデルとなっていたかもしれない)は、製品化されなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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