ニクサンは6月7日、ネットワークセキュリティフォレンジックアプライアンスの最新版となる「NetDetector Alpine」の販売を開始した。住商情報システムを通して販売される。オープンプライスだが、参考価格は500万円から。4モデルがラインアップされている。ネットワークフォレンジック、不正侵入検知(IDS)、攻撃監視、企業の内部統制を行う専用のソフトウェアが搭載される。
NetDetector Alpineは、サービス指向アーキテクチャ(SOA)や高速マルチコアプロセッサの採用、マルチスレッドOS「NIKOS」の搭載などで処理性能が大幅に向上しているという。10Gイーサネットでも全パケットをリアルタイムに取りこぼしなくフルワイヤスピードで取得して記録し、可視化する。10Gイーサネットの双方向通信(20Gbps)にもフルワイヤスピードで対応できるとしている。取得したパケットデータを保存するストレージ容量を全シリーズで約2倍に増強、最上位モデルでは最大180Tバイトまで拡張可能となった。
サービス妨害(DoS)攻撃やポートスキャン、スプーフィングなどネットワークへの攻撃や異常をリアルタイムに検知するほか、過去に取得したデータに対して攻撃の有無を確認することも可能という。パケットデータからウェブ、メール、telnet、FTPなどのアプリケーションを再現する機能で不正侵入が成功したのか否か、被害状況、ネットワーク上のどの脆弱点を突かれ侵入されたかなどを把握できるため、不正侵入に対する的確な対策を講じることができるとしている。
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