米国時間5月26日より、YouTubeでHTML5を通して3D動画を視聴することが可能になった。ただし1つ注意事項がある。この新機能を利用できるのは「Firefox 4」のみで、しかも特定のNVIDIAグラフィックスカードが必要だ。
Mozillaのプラットフォーム製品管理担当ディレクターであるChris Blizzard氏のブログ投稿によると、YouTubeは現在「数千件」の3D動画をホスティングしており、それらの動画は「WebM」形式でエンコード/再生されているという。NVIDIAの「3D Vision」グラフィックスカードを搭載しているユーザーのみがそれらの動画を3Dで視聴することが可能で、再生にはFirefoxを使用する必要がある。
3D Visionハードウェアを持っている人は、YouTubeで「yt3d」を検索すると、3Dでエンコードされた動画のリストが表示される。3Dハードウェアモードの設定も行う必要がある。
YouTubeで3D HTML5動画を視聴するための全要件は以下の通りだ。
この要件リストを見ると分かるように、YouTubeで3D HTML5を視聴できるウェブユーザーはごく一部だ。しかし、HTML5動画標準が今でも成長を続けており、26日に発表された3D動画への対応のように新機能を導入しているという事実だけをとってみても、HTML5動画の潜在的な可能性がまだまだ開拓されていないことが分かる。主要5大ブラウザでHTML5のサポートが継続し、進化していることを考えると、Firefoxに続いて「Google Chrome」や「Internet Explorer」「Safari」「Opera」もやがてこの機能に対応する可能性が高い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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