YouTubeは米国時間4月8日、ライブで動画を配信する機能「YouTube Live」を一部のユーザーに提供開始した。
これまで撮影済みのビデオをアップロードする機能を提供してきたYouTubeにとって、今回の動きはサービスを大きく変えるものである。新しいシステムでは、ユーザーはボタンを押すだけで、他のユーザーに対しライブでビデオをストリーミングできるようになる。
同社は8日、この機能を発表する投稿で、新しいライブ機能は、一部のユーザー、具体的にはYouTubeパートナーのみに提供すると述べた。
「数カ月後には多くのパートナーに対し、ライブストリーミング機能を提供することを目標としている。素晴らしいライブストリームを確実に視聴できるようにするために、時間をかけて段階的に機能提供を進める予定である」と同社のYouTubeブログには記されている。
YouTubeのライブビデオストリーミングの提供は長い間待ち望まれてきた。YouTubeの共同創設者Steve Chen氏は、2008年初頭のビデオインタビューで、同機能を2008年末までに提供する予定であると述べた。YouTubeは、同社のスケーリング能力のテストの一環としてライブコンサートを配信したのを皮切りに、記者会見やGoogle I/Oイベントなど、一部の自社イベントのライブストリーミングにこの機能を利用し始めた。
YouTubeは2010年9月、Next New Networksなどの外部パートナーを交えたライブストリーミングの試験を行った。同社は、2011年3月にNext New Networksを買収している。
YouTube以外にも、Brightcove、Ustream、Justin.TV、Kyte、Livestreamなどが、すでにライブビデオストリーミング機能を一般ユーザーと企業の両方に向けて提供している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」