日本マイクロソフトは5月26日、サーバソリューションの新製品「Microsoft Windows Small Business Server 2011 Essentials 日本語版」(SBS 2011 Essentials)に対応したパートナー各社のハードウェア、アプリケーション、導入/保守サービスが同日より提供開始されることを発表した。
SBS 2011 Essentialsは、専任のIT管理者がいないSOHOや中小企業での導入を想定したサーバソリューション。PC台数25台以下での利用を想定して設計されており、データの共有や保護といったビジネスサーバ機能を提供する。バックアップによるデータ保護や在宅勤務環境の整備が容易に行えるとしている。
接続されたクライアントPCのドメイン参加やバックアップの設定などは自動化されており、専用の管理ツールである「ダッシュボード」を利用することで、専門知識を持たないユーザーでも簡単に管理が行えるとする。
ユーザーIDの管理には、Active Directoryのドメインコントローラ機能が利用でき、25ユーザーまでのアカウントを管理できる。また、SBS 2011 Essentialsは、「Windows Server 2008 R2」をベースとして開発されているため、Windows Server 2008 R2のセキュリティポリシや検索機能などを利用できるほか、多くのWindows Server 2008 R2対応アプリケーションとの互換性が確保されているという。
そのほか、インターネット接続を通じてウェブブラウザ経由で社内のデータや社内のPCにアクセスできるリモートアクセス機能、「Microsoft Office 365」などのSaaS型の業務アプリケーションと連携する「クラウド連携機能」などを提供するとしている。
SBS 2011 Essentials対応ハードウェアについては、5月26日より日本ヒューレット・パッカード(日本HP)がプレインストールモデルの受注を開始するほか、OEMパートナー6社およびシステムビルダー6社より順次提供される。セキュリティソフトや業務パッケージおよび導入、保守サービスなどの各種ソリューションも合わせて提供が開始されるという。
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