フィンランドの携帯端末メーカーNokiaは現地時間5月16日、同社の「Ovi」ブランドを廃止すると発表した。
Nokiaは同モバイルサービスブランドを2007年の立ち上げ以来、強く推進してきたが、2011年中にOviサービスは「Nokia」サービスというブランド名に変更される予定である。同社はMicrosoftとの提携の下、OviサービスおよびコンテンツストアをMicrosoftの「Windows Phone Marketplace」に統合する見通しだが、今回のOviブランド廃止がこの提携とどれほど関連したものかは明らかではない。
「Ovi」はフィンランド語で「扉」を意味する。2011年4月の時点で、Oviブランドのアプリケーションは1日あたり500万回ダウンロードされていた。Nokiaの16日付けのブログ投稿によると、ブランド変更によって「サービスの今後の計画を中断する予定はない」という。ブランドの変更は、「7月および8月のNokiaの新しい端末の一部に対する最初のサービス」から開始し、2012年末までに完了する予定である。
Nokiaの最高マーケティング責任者を務めるJerry DeVard氏は同投稿で、「OviからNokiaへとサービスのブランド名を変更することにした」と述べた。「理由の1つは、Nokiaというブランドが世界的に広く知られており、非常に愛されているからである。われわれのモバイルエクスペリエンスは、われわれの端末に密接に統合されているため、もはや両者の区別はない」(DeVard氏)
Nokiaは同投稿で、今後新しいNokiaの携帯電話を購入するユーザーはすぐに新ブランドを目にすることになり、既存ユーザーに対しては今後のソフトウェアアップデートによって新ブランドに切り替わる予定であると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス