NVIDIAの最高経営責任者(CEO)Jen-Hsun Huang氏は米国時間5月12日、同社の四半期業績に関する電話会議の中で、第1世代の「Android」タブレットに抱いていた価格と性能に対する懸念は大幅に解消されたと述べた。
「第1世代のタブレットは当初、キャリアから3G対応で提供されたが、ほとんどのタブレットユーザーはWi-Fiのみのものを小売店で買ったと考えられていると思う。3Gがなければ、当然もっと安価になっていたはずだ。これが第1陣のタブレットに対する初期のレビューに影響した要因の1つだろう。しかし、このような懸念は現時点で大幅に解消された」(Huang氏)
Huang氏は2010年6月、米CNETのブロガーに対して、Samsungの「Galaxy Tab」を例に挙げて、「大きなディスプレイに携帯電話用のOSを使用しているタブレットだ。タブレットというのは大きな携帯電話ではない」と語り、Androidタブレットは最盛期を迎える準備が整っているとは言い難いとしていた。
ほぼ1年を経て、Huang氏は最近のタブレットがより安価になり、小売店で広く入手可能になり、そして互いに差別化するようになっていることを喜んでいると述べた。
「われわれは今、新しい世代のタブレットが市場に出現することを予想している。世界中のどのサプライヤーの最高の製品よりもさらに薄く軽い製品が、成長の過程にある」(Huang氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」