日立情報システムズ(日立情報)と日立電子サービス(日立電サ)は5月13日、ユーザーが自らSaaSを注文、導入できるオープンなマーケットプレース「MINONARUKI」を開設した。同日よりサービスの販売を開始している。
MINONARUKIは、日立グループのクラウドソリューション体系である「Harmonious Cloud」のオープンクラウドマーケットプレースとして位置づけられている。日立グループ各社はもとより、グループ以外のサービスベンダーも含め、業務効率の向上や経営課題を解決する多様なサービスをウェブ上で提供するという。
同マーケットプレースには、SaaSの活用を検討しつつも、専任のIT担当者がいない中堅、中小規模企業において、ユーザーが自社に適したSaaSを容易に選択、検討、導入するための情報が集約されている。具体的なコンテンツとしては、操作デモ、画面イメージ、導入事例、資料ダウンロードなどが用意されており、サービスについては製造業、サービス業、建設業、ホテル業など幅広い業種のビジネスですぐに役立つ会計、生産管理、顧客管理、原価管理、ホテル管理、グループウェア、ITサポートなど、60種類以上がラインアップされている。
また、無料トライアルの提供により、導入後のサービスのミスマッチを防止できるほか、購入時にはクレジット決済などが利用でき、すぐにサービスを使い始められるとしている。
今後、日立製作所、日立情報、日立電サ、日立ソリューションズの4社は、各社のSaaSをMINONARUKIを通じて紹介、拡販するとともに、サービスベンダーも随時募集するなど、各方面で多角的に販売、宣伝面での連携を図っていくという。
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