サンフランシスコ発--人気ゲーム「Angry Birds」のウェブ版がリリースされることが明らかになった。
Googleの開発者向けカンファレンスGoogle I/Oで米国時間5月11日、Rovio Mobileの最高経営責任者(CEO)であるPeter Vesterbacka氏が舞台に上がり、「Google Chrome」ブラウザでウェブ版Angry Birdsのデモンストレーションを行った。
Rovio Mobileは「Google Web Toolkit」(GWT)を利用し、Googleのホスティングサービス「Google App Engine」上で、ウェブベースのAngry Birdsアプリを開発している。現在同ゲームは「ベータ版」として、「Chrome Web Store」上で無料で提供が始まっている。
Vesterbacka氏によると、ブラウザベースのAngry Birds開発においては、特にChromeが重用されたという。米CNETのStephen Shankland記者は、Google I/Oを実況するブログの中で、高度なグラフィックを擁するウェブ用アプリの開発をブラウザで行うのは困難だと記していた。だがVersterbacka氏の話では、Chromeならば、こうした開発も可能な体験を提供してくれるという。
「性能面で妥協したくなかった」とVersterbacka氏は語り、「これまでずっと、ウェブ版を提供できる状態になかった。今日まで不可能だった。そして今、最大のプラットフォームであるウェブに、Angry Birdsをお届けすることになった」と続けた。
Rovio Mobileは、Chromeブラウザ向けにスペシャルステージを設けており、ゲームにはChromeのロゴをあしらった岩や花、雲といったChromeバージョン特有の仕掛けも用意されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス