「Angry Birds」の開発元としてブームを支えるRovio Mobileが、突如として多額の現金を抱えることになった。
フィンランドに拠点を置くRovioは現地時間3月10日、ベンチャー投資会社のAccel PartnersとAtomicoが主導する資金調達のシリーズAラウンドで、4200万ドルを確保したと発表した。Accel Partnersは、Facebook、Groupon、AdMobに投資したことで最もよく知られている。AtomicoはSkypeの共同創設者であるNiklas Zennstrom氏が設立した会社で、同氏はRovioの取締役に就任する。
Rovioは、ヒット作となったAngry Birdsにより目覚ましい成功を収めている。鳥をパチンコ玉のように飛ばして豚に当てるこのゲームは、現在の月間アクティブユーザーが4000万人を超えており、多くのモバイルアプリケーションストアで上位に君臨している。さらに、Rovioが提供するAngry Birdsの縫いぐるみの販売数は200万個を超え、多数の小売チャネル全体でヒット商品となっている。
このゲームはもともと2009年12月にAppleの「App Store」でリリースされたもので、それ以来、他の主要モバイルプラットフォーム向けに拡大している。ただし大きな例外として、「BlackBerry」には対応していない。
Rovioの資金調達ラウンドは、同社がこれまでの成功を踏まえてさらに成長するために活用されるだろう。Rovioは、この資金が「同社の戦略的拡大を促進」することになると述べたが、こうした計画に関する詳細は明かさなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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