フィンランドに拠点を置くRovio Mobileは現地時間12月10日、同社が制作するモバイルゲーム「Angry Birds」のイベントで、全ての開発者に対して近いうちに公開を予定しているアプリ内支払いシステムについて説明した。イベントでAngry Birdsの人気の高さをアピールするRovioは、さしずめ気色ばんで羽を大きく広げたゲームのキャラクターといったところだ。
「Bad Piggy Bank」と名付けられた同サービスは、ゲーム内のグッズを購入したい消費者に、「ワンタッチで支払う」方法を提供するものだ。購入時には登録もクレジットカード情報も必要ない、とRovioは急いで指摘した。その代わり、ユーザーの毎月の電話代に加算されて課金される。
Bad Piggy Bankを開始すると決めたのは、「全ては選択しだい」という企業になりたいとの希望が根底にあるからだ、とRovioは語った。また、この機能はそれぞれのプログラムで利益を生み出したいと願う開発者にとって魅力的だろうとも述べた。
Bad Piggy Bankが軌道に乗るまでには、ある程度の時間がかかるだろう。Rovioは開発者のサポートを必要とするだけでなく、ユーザーの携帯料金プランで確実に課金できるようにするために通信会社と提携する必要がある。
RovioはBad Piggy Bankを2011年にも開始したいと述べたが、当初はAndroid開発者のみに提供する予定だということ以外、同サービスに関する詳細を発表していない。Rovioが提供を計画している売り上げ分配の取り決めは、「現行のアプリケーションストアモデルよりも開発者にとって数段良いもの」になる、と同社の最高経営責任者(CEO)であるPeter Vesterbacka氏は語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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