長所:「Chumby 8」は、手頃な値段の8インチタッチスクリーンに、写真表示、音楽再生、アプリ、新たに導入されたウェブブラウザなどの機能を詰め込んでいる。
短所:デジタルフォトフレームとしては、やり過ぎだ。タブレットもどきとしては、処理が遅すぎる。インターネットラジオ時計としては高すぎる。
結論:Chumby 8は過去最高で最大のChumbyではあるが、タブレットやスマートフォンのユーザーは機能が余分だと思うだろうし、スピードは遅いと感じるだろう。
Chumby 8は良いできだし、Chumby Industryもよくやったと言えるだろう。同社は何年もぱっとしない状況が続いており、企業も製品も成熟しているソニーの「Dash」やInsigniaの「Infocast」ブランドに比べ、若い企業と製品としてアイデンティティの危機にさらされてきた。
歳月がたち賢くなった199ドルのChumby 8は、「iPad」以前の時代に比べ、ずっと消費者に訴えかけやすくなった。8インチのタッチスクリーンと、一連のカスタマイズ可能なアプリケーションを持っていることを考えると、Chumby 8は基本的に持ち運びを前提としないタブレット端末だと思えばいい。写真や音楽、動画を詰め込むこともできれば、それを自分のソーシャルネットワークやカレンダーと同期することもできるし、お気に入りのデジタルコンテンツにアクセスするための小さくて手軽なデバイスとして使ってもいい。
残念ながら、高性能なタッチスクリーンデバイスが広がったため、処理速度とユーザーインターフェースに対する期待の水準は高くなっている。内部には数多くの改良が施されているものの、Chumby 8を使っていると、すぐにやりたい特定の作業がある場合などは、自分の忍耐を試されることになるだろう。
Chumby 8は、タッチスクリーン付きビーンバッグのような従来のデザインを捨て、横から見るとブーメランのような形をした、現代のフォトフレームのようなデザインになった。このデバイスの大きさは、横8.75インチ、縦6.75インチ、奥行き5.5インチであり、タッチスクリーンを指で押しても底がしっかり支えてくれる。
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