[ウェブサービスレビュー]間違いをワンクリックで確認できる「日本語文章校正ツール」

日本語文章校正ツール
内容:「日本語文章校正ツール」は、チェックしたいテキストをコピー&ペーストで貼り付けてチェックボタンを押すだけで、日本語の表現間違いや、一般には不適切とされる表現をリストアップして表示してくれるサービスだ。自分だけではなかなか見つけられない表現の不統一や誤字脱字を、効率的に見つけることができる。

 「日本語文章校正ツール」は、日本語の表現間違いや、一般には不適切とされる表現をワンクリックで確認できる文章チェックサービスだ。対象のテキストデータをコピー&ペーストで貼り付けてチェックボタンを押すだけで、問題のある箇所をリストアップして表示してくれるというものだ。

 自ら作成したビジネス文書の内容をチェックする際、変換ミスや「てにをは」レベルの誤字であれば、繰り返して読むことでミスを発見できる確率は高くなるが、思い込みによる間違いなどはそうたやすく発見できるものではない。また会社として対外的に文章を発表する場合、漢字を開くのか否か、固有名詞はどのように綴るのかといった表現ルールについても、個人個人でばらつきが生じがちだ。

 今回紹介する「日本語文章校正ツール」は、チェックしたいテキストをコピー&ペーストで貼り付けてチェックボタンを押すだけで、日本語の表現間違いや、一般には不適切とされる表現をリストアップして表示してくれる。対外文書は必ずこのツールを通すように決めておけば、前述のような表現の不統一や誤字脱字を、かなり高い確率で見つけて修正できるというわけだ。

  • トップページ。ベースとなるシステムは「Yahoo! JAPAN 校正支援Webサービス」のAPIを利用している

  • 「文章を入力」欄にテキストをペーストして「上記の内容でチェック」ボタンを押すことでチェックが開始される。テキストは最大1万字までで、4000字未満が推奨されている。ローカルにあるテキストデータを読み込む機能はない

  • チェック結果はリスト形式で表示される。今回は難読文字が4つ、二重否定、助詞不足の計6カ所が指摘された。修正は自動的に行われるわけではなく、手動で書き替える必要がある

 具体的なチェック内容としては、誤字や誤変換の指摘のほか、固有名詞の表記、ら抜き言葉のチェック、環境依存文字のチェックなどが基本項目として挙げられている。このほか漢字を開くか否かのチェックや、二重否定、助詞不足、冗長表現といった文章表現そのものに対する指摘まで広い範囲におよぶ。項目ごとにオンオフもできるので、例えば「ら抜き言葉」のチェックだけを行うといったことも可能だ。

  • チェック項目は 「基本」「難読」「品質」の3レベル16項目に分かれており、目的に応じてオンオフできる

  • 各種ブログやMovable Type、WordPressに対応したブックマークレットも用意されており、投稿前にワンクリックでチェックが行える

 指摘された箇所は自動的に修正されるわけではなく1つずつ手動で直していく必要があるが、問題点の内容をきちんと把握して次の文章作成に生かすには、この方式が望ましいだろう。各種ブログやMovable Type、WordPressに対応したブックマークレットも用意されているので、こちらを用いてコピー&ペーストの手間を簡略化する方法もある。日々の文章チェックはもちろんのこと、新社会人がビジネス文書を書く際のトレーニングツールとしても役立ちそうだ。

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