UPDATE Appleは、過去最高の売上高を記録した第1四半期に続き、第2四半期もまた予測を上回る業績を上げた。
Appleの2011会計年度第2四半期(2011年3月26日締め)の売上高は246億7000万ドル、1株あたりの利益は6.40ドルだった。これは、233億4000万ドル、1株あたり5.36ドルというウォール街のアナリストらの予想を大きく上回った。
Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏は声明で、「四半期売上高の成長率が83%、利益の成長率が95%で、われわれは絶好調だ」と述べた。「2011会計年度後半も、すべての面において革新を続けていくつもりである」(Jobs氏)
「iPhone」の販売台数は、前年同期比113%増の1865万台だったとAppleは述べた。同四半期の実績には初めて、2月に発売されたVerizon Wirelessのネットワークで使用可能なiPhoneの販売台数が含まれている。売れ行きが思わしくないという報道もあったが、Verizonの最高経営責任者(CEO)はそれを一蹴していた。comScoreが4月に入って発表した調査データにおいても、Verizon版の売れ行きが好調で、2月に最も売れた携帯電話であったことが示されていた。
また、技術業界の多くが待ち望んでいた情報として、同四半期の「iPad」の販売台数は469万台だったことをAppleは明らかにした。Appleは、ハリウッド映画の興行成績のように、発売直後の週末の販売台数を発表するのが常だが、「iPad 2」の販売台数については口を閉ざしている。同四半期販売台数に対するアナリストらの予想は、500万~900万台となっていた。今回発表された数字は、それらの予測を大きく下回っており、また、このうち、どれだけが3月上旬に発売されたiPad 2の台数なのかという内訳は明らかにされていない。
Appleは、同四半期における「Mac」の販売台数は376万台であったと述べた。これには、2月下旬に発売されたIntelの「Thunderbolt」テクノロジを搭載する新しい「MacBook Pro」が含まれている。
一方、販売台数が減少したのは「iPod」で、同四半期の販売台数は前年同期比17%減の902万台であったとAppleは述べた。Appleのシニアバイスプレジデントで最高財務責任者(CFO)のPeter Oppenheimer氏は電話会見で、販売台数の半分以上は「iPod touch」だったと述べた。Oppenheimer氏はまた、NPD Groupのデータを取り上げ、同社は依然としてMP3プレーヤー市場で70%以上のシェアを占めていると指摘し、NPDが調査する大部分の国々で、iPodは引き続き最も売れているMP3プレーヤーになっていると述べた。
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