Microsoft OfficeとLibreOfficeの両方にあるコラボレーションの機能に、テキストへのコメント挿入がある。この機能は、変更履歴機能と組み合わせて変更の理由を説明するために使われたり、質問するために使われたりすることが多い。コラボレーションを行おうとしている人は、この機能を知っておくべきだ。コメント機能を使わないとすると、本文中にメモを入れざるを得ない。このやり方は、文書の発表前にコメントを取り除き忘れ、悲惨な結末を招くことがある。
「Gobby」と「Kobby」は同じ機能を持っている。どちらも、Linuxでテキスト文書に関するリアルタイムコラボレーションを行うためのものだ。これらのツールは、テキストエディタが組み込まれている一種のチャットクライアントとして機能する。GobbyとKobbyはどちらも開発者向けに作られたものだが、だからといって通常の文書で使えないという訳ではない。欠点は、どちらもワードプロセッサのフォーマット(.doc、.rtf、.odtなど)をサポートしていないことだ。
その通り、テクニカルに言えば、インスタントメッセンジャー(IM)はコラボレーションツールではない。しかし、よく考えてみて欲しい。IMはコラボレーションのツールと言えるのではないか。文書を仕上げたら、インスタントメッセンジャーにログオンして、その文書についてリアルタイムで相手とチャットできる。もちろん、相手の修正箇所が見えるわけではないし、文書を修正してもそれが相手に見えるわけではない。しかし実際には、コラボレーションのための一番大事な機能はコミュニケーションであり、インスタントメッセンジャーはコミュニケーションのためには理想的な手段だ。
「Zoho」はウェブベースのおどろくべきコラボレーションツールだ。Zohoを使えば、チャット、掲示板、電子メール、ミーティング、プロジェクト、wikiなどを使ったコラボレーションができる。Zohoはあまりにも多様な機能をもっているため、1つのプロジェクトでそれらをすべてを使い切るのは難しいほどだ。Zohoには無料プランもあるが、ファイル容量は1Gバイトしか使えない。しかし、プレミアムサービスは月額でわずか5ドルなので、もしコラボレーションを行うことが多く、コラボレーションに使えるウェブベースのツールを探しているのであれば、Zohoを選ぶのがいいかもしれない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力