「Campfire」はまた別のウェブベースのコラボレーションツールだが、企業やエンタープライズレベルの利用者を対象としている。利用プランは100ユーザーで25Gバイトのストレージを利用できるもの(月額99ドルのプラン)まで用意されており、大規模な環境や授業でのコラボレーションも可能だ。Campfireはほかにも、企業向けの機能として、例えば検索機能や、モバイルコラボーション向けのiPhoneアプリケーションなどが提供されている。上級プランでは、高いセキュリティを確保するため、SSLも利用できる。
「MindMeister」はウェブベースのマインドマッピングツールだ。コラボレーションをしている人の中には、マインドマッピングツールに親しんでいない(あるいは、馴染まない)人もいるだろう。しかし、使い慣れている人にとっては、マインドマッピングツールほどアイデアをブレーンストーミングするのにいい方法はない。マインドマッピングのツールがオンラインで利用できるというのは、自分の頭からアイデアを取り出して現実のものにするためには素晴らしいことだ。MindMeisterには、無料プラン(3つのマップ)、年額59ドルのプレミアムプラン(マップ数は無制限、セキュリティを強化、ファイルのアップロードが可能)、月額9ドルのビジネスプラン(マップ数は無制限、オフラインでもマップの編集可能、サブドメインの利用可能、自動バックアップ)の3つのプランが用意されている。MindMeisterはiPhoneとiPad用のアプリケーションも提供している。
「TextFlow」はオンラインで利用できる文書比較ツールだ。これを使えば、Word文書やPDF文書の修正部分のレポートを生成できる。最大7つの文書まで同時に比較することができ、変更部分を周囲の文脈と合わせて見ることや、変更点を要約したレポートを表示させることができる上、変更履歴を見ることまでできる。修正部分を表示するレイアウトについては若干慣れが必要だが、このようなツールの恩恵は、多少レイアウトが見にくいという欠点を大きく凌ぐ。
「Kablink」はオープンソースの、オンラインコラボレーションツール群だ。KablinkはTeaming、iFolder、Conferencingで構成されている。Teamingには、文書管理、ワークフロー管理、連携検索、カスタムウェブフォーム生成などの機能が含まれている。iFolderは「Dropbox」に似た安全なストレージソリューションだが、ほかのiFolderユーザーを招いて自分のフォルダを共有することができる。Conferencingはアプリケーション共有、ホワイトボード、プレゼンテーションなどの機能が利用できる、リアルタイムミーティングソリューションだ。Kablinkの3つのツールは、すべてクロスプラットフォームになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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