Wi-Fi対応だなんてなかなかイケてるE-Padだが、総合的な機能は他のトンデモケータイと変わらず大したことはできない。スマートフォンではないのでマルチタスク非対応だし動作も全体的に緩慢だ。まぁバリバリの実用機として使うには辛いのが実際のところである。
一方、トンデモらしい無駄な機能もしっかり搭載している。本家のパッドやフォーン4はアイコンを長押しするとアイコンが揺れだし、アイコンの移動や削除ができる。このE-Padも待ち受け画面のアイコンを長押しすると、同様にアイコンがグラグラと揺れだすのだ。で、何ができるかというと何もできず揺れるだけ(笑)。この機能はマニュアルにも書いてないので永遠に気がつかない人もきっと多いんじゃないだろうか。本家を使ったことのある人だけが気づくという、ある意味奥の深い隠し機能と言えよう(笑)。
あとは使っているうちに、ディスプレイ下のボタンがだんだん回転してしまって位置がずれてしまうのが少し気になった。まぁ本物に合わせて円ボタンの中に四角のアイコンを描いてあるのだろうけど、だったら無地にしちゃったほうがいいのにねー、なんて思えるところである。
さてと、ムダに厚いようなパッケージの中には実はナイスなアクセサリも入っていた。それはシリコンケース。こんなトンデモケータイのシリコンケースなんてサードーパーティーから出てくることなんて絶対にありえないだろうから、標準でつけてくれるあたりはすごくありがたい。
一瞬タブレットと思わせながらも実はトンデモケータイでがっかり、ところがコンパクトなサイズと質感のよさに意外と悪くない製品だなーと思わせるE-Pad。ミニミニケータイとしてのジョーク製品なんだろうが、こんなデザインのタブレットがあっても実は便利かもしれない。てかこのサイズだとスマートフォンなんだけどね、各社デザインが似たり寄ったりのスマートフォンの中で、「タブレットデザインのスマートフォン」ってのは十分アリではないだろうか。ただし問題がひとつ。筆者のように「大きいタブレットと思って買ったのに、届いたら小さくてガッカリ」なんて悲劇が今後も繰り返されてしまうかもしれない。ま、中国トンデモケータイやトンデモパッドを買うときは、写真だけじゃなくきちんと実物を見てから買おうってことなのね。
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