オーダーしてからすぐに届いた今回のトンデモなタブレット、製品名はT8100。なんだかすごい製品が期待できそうだ。パッケージ上には「E-Pad」の表記もあり、これがニックネームなのかもしれない。タブレット製品は各社「タブ」「パッド」この2つの用語をメーカーごとに使い分けているが、トンデモメーカーとしてはやはりあの超有名なiPadにあやかりたいってことなのだろう。ってことでこのトンデモ・タブレット、いやトンデモパッドも今後パッケージにあるE-Padの名で呼ぶことにしよう。
さてパッケージを見て欲しいのだが、とても大きいように感じないだろうか?iPadにしろ各社のタブレットにしろ、製品は薄い板状であるからパッケージの厚みはせいぜい10cmくらい、そして厚みに対して幅や長さのほうが大きいのが一般的だ。だがこのE-Pad、横から見ると厚みが異常に高い。まるで正方形に近いサイズで、有名メーカーのタブレット製品のパッケージなら4~5台分の厚みになるのではないだろうか。写真でみると特に本体が厚いわけではないし、なんでこんな巨大な箱に入っているのかまったく理解できないぞ……。
と、ここまでは写真の話である。実は筆者もこの製品、中国のオンラインストアで紹介写真を見て「新しいタブレットだ」と思って注文したのだ。だってね、写真だけだったら実際のサイズなんてわからないでしょ。実はこのトンデモパッドが届いたときの段ボール箱のサイズはティッシュBOXくらいだったのだ。届いた時は「ん?何か間違いじゃないの!」と配送員に確認しようと思ったくらいなのだが、荷物を開封して中身を見たときにすべてを悟った、というかあきらめてしまった……。
このE-Padの箱のサイズ、実は117mm×88mm×78mm。ミリで書くと大きく感じるけどセンチで書けば約12cm×9cm×8cm。あれ、フツーの携帯電話のパッケージより小さくないですか?そう、実はこのE-Padは写真だけ見たら立派なタブレット端末なのだが、製品はというと超小型のミニミニタブレットだったのだ!まぁ考えてみりゃーパッケージ写真の画面のアイコン、タブレット端末にしちゃ小さいよね。でもね、ネットで見かけた商品紹介ではこれがタブレットサイズにしか見えなかったのよ。
てなことで何のことはない、これも結局はトンデモケータイの仲間だったのね。「激安でタブレットで超お買い得!」と思ったけど、そんな美味しい話があるわけない。でも久しぶりにメーカーの話術にひっかかってしまっただなんて、悔しさよりも妙なうれしさを感じてしまった(笑)。なおパッケージにはDAPENG(大鵬)という中国では割とメジャーなメーカー名が書いてあるのに、中に入っている保証書はTSDという別のメーカーのもの。なるほどこのあたりもトンデモケータイそのものだ。
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