日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月6日、データ保護ソフトウェアの最新バージョンとなる「HP Data Protector software 6.2」の提供を開始した。
最新版では、仮想化環境への対応を強化するとともに、物理と仮想の混在環境におけるバックアップ、リカバリのシンプルな運用を実現する管理機能を提供している。また、ライセンス体系もユーザーのシステム環境に柔軟に対応できるよう変更し、さらなるTCO削減に貢献するとしている。
新機能の「ワンクリックプロテクション」では、すべての仮想マシンの情報を一覧表示し、1回の設定だけで容易にVMwareのバックアップ設定を完了できる。また、「VMware vStorage API for Data Protection」に対応し、仮想マシンの効率的なバックアップおよびリカバリを実現するとしている。加えて、「Granular Recovery Extension(GRE)」の仮想化対応を拡張し、VMware上の個別ファイルごとのリストアが可能になっている。
そのほか、異種ハードウェアへのリストア機能、およびLinuxに完全対応した拡張自動障害復旧機能(EADR)を新たに提供し、災害復旧への対応を強化しているという。
ライセンスについては、無制限のクライアントライセンスとすることで、物理、仮想サーバの台数やCPUコアの増加に影響されない独自の体系を採用している。HP Data Protector software 6.2の価格は、Windows版およびLinux版が各18万7950円より。HP-UX/SAN版が70万3500円より。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス