「iPad 2」が、タブレットコンピュータデバイスを対象とした「Consumer Reports」のランキングで首位になり、新しいiPad競合製品すべてを簡単に上回った。この結果は、Apple製品に関するConsumer Reportsの最近の調査結果と明らかに異なるものだ。
Motorolaの「XOOM」や、サムスン、Archos、Dell、HPのタブレットなど、大々的に宣伝され、大量に市場に投入されたiPad競合製品が多数あるにもかかわらず、AppleはConsumer Reportsのランキングで圧倒的な勝利を収めた。米国の非営利消費者団体Consumers Unionが発行するConsumer Reportsは、品質と(Appleにとっては、おそらく意外な結果だろうが)価格を理由に挙げて、iPad 2に最高得点を与えた。Consumer Reportsは米国時間4月5日に発表した声明の中で、次のように述べた。
「現時点では、Appleが品質と価格の両方でタブレット市場をリードしている。これは、いつもは他社より高い価格の製品を販売している企業にとって珍しいことだ。だが、ほかのモデルが発売されるに従って、タブレットの価格はより競争的なものになる可能性が高い」(Consumer Reportsの電子機器担当編集者であるPaul Reynolds氏)
品質という言葉が重要な要素なのかもしれない。Consumer Reportsは、「ハードウェアスペックだけでは、全てのことは分からない。携帯性やストレージ容量、重量は重要な要素だ。しかし、ソフトウェアや接続性、アップグレード機能といった比較的目立たない差異も極めて重要である」と述べた。
筆者の考えでは、「iOS」は今でも市場で最も優れたモバイルOSだ。搭載携帯電話の台数は「Android」の方が多いかもしれないが、iOSはアプリケーションの品質やアプリケーション購入手続きの容易さ、全体的な安定性およびユーザビリティという点で、圧倒的に勝っている。Consumer Reportsは声明の中で、次のようにアドバイスしている。
今でも最高のタブレットの価格は多くの人の予算を上回っているため、コンシューマーは安価な競合製品を買いたい誘惑に駆られるかもしれない。その誘惑に負けてはいけない、とConsumer Reportsは言う。Consumer Reportsのテストでは、300ドル以下のモデルの性能は良く言っても並程度であることが分かっている。データプランが含まれたタブレットを買えばデバイスの初期コストを抑えられるかもしれないが、早い時期に解約すると過酷な罰を科される羽目になる可能性がある。それなら、契約が不要な3G対応モデル買った方が安いかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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