米国際貿易委員会(ITC)は米国時間3月25日、NokiaがAppleに対して起こした特許侵害訴訟に関し、5件の特許については侵害に当たらないとした。
この訴訟は、Appleが携帯電話に関する17件の特許を侵害しているとして、2009年にNokiaがAppleを訴えたもの。NokiaはITCに対し、違法なデバイスの輸入を禁止するよう求めていた。これに対しAppleはNokiaを逆提訴、NokiaがiPhoneに関連する特許を13件侵害しているとした。
Reuterの報道によると、ITCの裁判官であるJames Gildea氏は、AppleがNokiaの特許を侵害していないとの判定を下したという。ただしこれは最終決定ではなく、ITC全体がGildea氏の判決を支持するか、今回の判決を却下して夏に行われる審問まで持ち越すかということになる。
Appleはこのところ、数多くの訴訟を抱えている。今回の判決の数時間前にITCは、KodakのAppleとRIMに対する特許侵害の訴えを審議すると決定している。この件でKodakは、モバイルデバイスのイメージプレビュー特許をAppleとRIMが侵害していると主張している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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