調査会社DisplaySearchは米国時間3月15日、日本のTFT液晶ディスプレイのサプライチェーンは、先週日本を襲ったの地震と津波によって大きな影響を受けていないと述べた。
DisplaySearchは、現時点では「情報が限られている」としながらも、日立ディスプレイズやNEC、東芝、セイコーエプソンのTFT液晶ディスプレイ製造工場は、地震と津波による被害を受けていないと述べている。これらの企業は当面製造を見合わせているが、市場シェアは「非常に小さい」ため、供給には影響しないという。よりシェアが大きいシャープやパナソニックなどの工場は、影響を受けた地域の外にあるため、地震の影響をあまり受けていないという。
また、DisplaySearchは、地震の前から液晶ディスプレイの需要が減少していたと指摘している。
一方、IHS iSuppliは14日のレポートで、「電力供給の問題が、今後LCD部品の製造と供給に影響する可能性がある」としている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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