3月11日午後2時46分ごろに発生した東北地方太平洋沖地震の被害の様子が連日報じられているが、場合によってはこの地震がより大きな被害を招いていた可能性を複数の資料が示している。
米地質調査所の地震学者のLucy Jones氏によると今回の大地震は1906年のサンフランシスコ地震の30倍、1994年のロサンゼルス地震の3000倍の強さだったという。しかし、その規模の大きさに比べれば、建物の損害は少なかったという評価が海外では挙がっている。
The Atlantic Wireは地震国である日本の建物の耐震設計や建築工学の水準の高さに触れた。
The New York Timesは高層ビルだけでなく護岸の整備状況にも触れ、同じように人口密度の高い他の都市で同じマグニチュードの地震が起きたら、比較にならないほどの被害が出ただろうと記している。
こちらは地震に揺れる新宿の高層ビルの映像である。筆者の目には、建物がぐらぐらと揺れることを前提に設計されているようにすら見える。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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