IBMの複数製品で脆弱性、DoS攻撃を受ける可能性--Java実行環境に起因

 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)とJPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月4日、日本IBMが提供する複数製品にサービス妨害(DoS)攻撃を受ける脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

 「Lotus」や「WebSphere Application Server(WAS)」、「DB2」にJava Runtime Environment(JRE)の問題に起因する脆弱性が存在する。悪用されると、リモートの攻撃者からDoS攻撃を受ける可能性がある。

 日本IBMでは、LotusWASに対応したパッチを提供しており、該当ユーザーは適用するよう呼びかけている。DB2への対策は公開されておらず、JVNではDB2の各バージョンに対応したJDKの暫定修正を適用することで、脆弱性の影響を軽減することが可能としている。

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