「iPad 2」イベントが開催される米国時間3月2日を翌日に控え、ある業界アナリストは、この次世代タブレットの発表がAppleにとって正念場になると述べている。
AppleInsiderの記事によると、Ticonderoga SecuritiesのBrian White氏は3月1日の顧客企業向けリサーチノートの中で、iPad 2を「極めて重要な製品発表」と呼んだという。White氏をはじめとするアナリストたちは、AppleがSteve Jobs氏不在のイベントをどう乗り切るかなど、いくつかの要素に注目することになるだろう。
Jobs氏は2011年1月、自身の健康状態に専念するため再び休職することを発表した。iPad 2は、同氏が医療休暇に入ってから初めての主要製品発表イベントになる。
iPad 2の公開は、Appleおよび競合各社にとって非常に重要なタイミングで行われる。2011 International CESではさまざまなタブレット機器が発表され、その多くは今後数カ月のうちに発売される予定だ。
White氏はリサーチノートの中で次のように述べている。「われわれの予測では、2011年に100を優に超える機種のタブレットが世界各国の市場に投入される。今回のイベントで新型iPadが公開されると仮定すれば、Appleは、なぜiPad 2が市場に投入される多数の競合製品より優れているのかを示すと同時に、『iPad 1』の購入者に対してiPad 2にアップグレードするよう促す、説得力ある主張をする必要があるだろう」
iPad 2の仕様情報はAppleによって厳重にガードされているが、3月1日午前のAll Things Digitalの記事は、いくつかの予測を行っている。
同記事を書いたJohn Paczkowski氏の推測によると、iPad 2は、1.2GHzのデュアルコアチップ「ARM Cortex-A9」とImagination TechnologiesのGPUアーキテクチャ「SGX543」、GSMとCDMAの両方式に対応するQualcomm製マルチモードチップ、512MバイトのRAM、前面および背面の2つのカメラを搭載するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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