キャリアを危険にさらす10の行為--無意識のクセが致命的になることも - (page 2)

文:Alan Norton(Special to TechRepublic) 翻訳校正:石橋啓一郎2011年03月07日 08時00分

3.チームの一員として振る舞えていない

 特にそのチームが成功している場合、チームの一員になることによって、自分の露出が増え、新しいチャンスが得られることがある。しかし、「自分一人でやる」または「一匹狼」の精神を持ち込むと、チームプレーヤーではないと思われるかも知れない。情報やコード、文書を囲い込むことで、自分の仕事を守れると思うかも知れないが、そんなことをしたら、まず他人と協力したがらない人物だという評価をされてしまうだろう。

4.プロフェッショナルな振る舞いをしていない

 プロフェッショナルな行動や態度が取れないと、キャリアが行き詰まったり、傷つけられる可能性がある。わたしは最近、真のプロフェッショナルが守るべき10箇条を説明する記事を書いたが、もし成功したいのであれば、日々それを守るべきだ。

5.友人や親戚と一緒に働く

 わたしは兄弟に勧められ、同じ会社で働くことになった。彼はその後、新規開発プロジェクトのマネージャーになり、わたしは経験を積んだ開発者として、そのチームの技術責任者に任命された。わたしは中間マネージャーに直接報告をし、彼に間接的に報告していた。これは不可能ではないが、難しい状況だった。わたしは、正当に扱われていないと感じると同時に、身内びいきだと取られかねない状況を避けるべきだったと思った。同僚は、わたしが家族関係にあったために技術リーダーの役職を得て、待遇が優遇されていたと明らかに感じていた。そのうちに困難な状況が起き、わたしは技術責任者から外された。

 わたしは、家族と一緒に働いても、ほとんどいいことはないということを学んだ。友人と一緒に働くのはまだましだが、それでも危険はある。この家族と働いた経験は、実際にわたしのキャリアを傷つけたが、わたしはこの教訓を(厳しい形ではあるが)学んだことに感謝している。

6.備えが足りない

 あなたは、遠い場所まで出張し、重要な会議で自分のチームの成果を発表してくるようにと言われたとする。そこで、チームが開発した新しく素晴らしいシステムのデモを行ったが、そのデモは惨めに失敗した。わたし自身、こういうことが起こったのを目撃したことがあり、その人物を気の毒に思った。しかし結局のところ、彼には備えが足りなかったのだ。

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