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セールスフォース、プラットフォーム戦略を説明--当面はJavaとRubyで

藤本京子(編集部)2011年03月01日 14時55分
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 セールスフォース・ドットコムは2月28日、米Salesforce.com プラットフォームシニアバイスプレジデント Byron Sebastian氏の来日に伴い、同社のプラットフォーム戦略について会見を開催した。Sebastian氏は、Salesforce.comが12月に買収したRubyクラウドプラットフォーム企業HerokuのCEOを務めていた人物だ。

Sebastian氏 米Salesforce.com プラットフォームシニアバイスプレジデント Byron Sebastian氏

 Salesforce.comのクラウドプラットフォームは、Force.comに集約されており、Force.comにはビジネス担当者向けのAppforceとSiteforce、そして開発者向けのVMforceとHerokuが含まれている。Appforceは部門レベルのアプリケーションを構築するためのもので、Siteforceはウェブサイトを構築するためのもの。両ツール共に、技術者でなくとも扱えるものだ。VMforceは、Salesforce.comとVMwareが2010年4月に発表したJavaクラウドプラットフォームで、エンタープライズJavaアプリケーションを構築するためのもの。そしてHerokuがRubyアプリケーションのクラウドプラットフォームというわけだ。

 Salesforce.comでは、簡単で導入も速く低コストな「Cloud 1」の世界から、ソーシャルでモバイル対応の「Cloud 2」へのシフトを推進しているが、Sebastian氏は「Cloud 2においてオープンであることは絶対条件だ。デバイスや言語を自由に選択でき、データ永続化の方法も選択できる。そして統合するシステムも自由に選べることがCloud 2の鍵となる」と述べ、Force.comがCloud 2アプリケーションを構築するための最適なプラットフォームだとした。

 開発者向けのプラットフォームとしてJavaとRubyをサポートする理由をSebastian氏は「この2つの言語がユーザーの求めている言語だからだ。特に、現在のソーシャルアプリやモバイルアプリの多くはRubyで書かれている」と話す。当面この2つの言語にフォーカスするとしているが、今後サポートする言語を拡大する予定があるかどうかについては、「ユーザーからのニーズが高まれば、他の言語もサポートしていきたい」としている。

 VMforceについては、2011年中に正式リリースが予定されているが、具体的な時期については「まだスケジュールが確定していない」とSebastian氏。現在はパイロット段階で、開発者たちからフィードバックを集めているところだとしている。

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