SIMロックを解除したからといって端末の料金が高くなることはない――NTTドコモ代表取締役社長の山田隆持氏は、2月24日に開催された同社のスマートフォン春モデル発表会でこのように語った。
ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏は、2月3日に開催された決算説明会でSIMロックを試験的に解除するとした上で「さまざまな不具合が出てくる。解除した端末は単価が4万円ほど高くなる」と語っている。山田氏の発言は、この孫氏の意見について見解を求められて回答したもの。
NTTドコモでは3月15日より、購入した端末の代金について、2年契約を条件に毎月の利用料金から一定額を割り引く「月々サポート」を提供する予定だ。これを利用することで、今回発表された新端末「MEDIAS N-04C」「Xperia arc SO-01C」なども実質3万円程度で購入できるとしている。
NTTドコモでは、4月以降に発売するすべての端末について、SIMロックの解除機能を導入するとしている。ロックの解除はドコモショップで行えるようになる予定だ。端末購入後すぐにもロック解除できる予定だが、手数料がかかるという。手数料は未定だが「そんなに高くはならない」(山田氏)としている。
◇SIMロック解除の流れをつかむ記事はこちら
2011年のモバイル業界展望--SIMロック解除における3つの重点
スマートフォンの普及で市場は変わる--山根康宏が見る日本のSIMロック
解説:「SIMロック解除」を急ぐNTTドコモの胸積もり
ソフトバンクモバイル、懐疑的ながらSIMロック解除「1~2機種からテストする」--単価は値上がり
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス