Doctor Web Pacificは2月17日、Android向けウイルス対策ソフト「Dr.Web for Android」をリリースしたと発表した。「Android Market」から購入できる。2カ月前からベータ版として提供され、すでに40万ダウンロードを超えているという。
Dr.Web for Androidは、Android端末を直接狙うトロイの木馬を駆除するほか、メモリカードなどから自動的に起動するWindowsのオートラン機能を悪用した、悪意のあるプログラムの駆除にも対応する。ほかのシステムで感染したメモリカードをAndroid端末に接続した場合でも、ウイルスを駆除できるという。
スパム対策機能も追加されている。一般的なスパム対策製品はブラックリストとホワイトリストが用意されており、リスト内にあるアドレスや番号のブロックや許可を行う。Dr.Web for Androidでは、状況に応じて柔軟に管理したいという需要が高いことを受け、ユーザーがグループや時間を指定して電話やSMSをブロック、許可できるようになっているという。
ユーザーはブロックしたメッセージを読むことができ、ブロックした番号には掛け直すことが可能で、このような迷惑な電話やSMSはシステムに残らない。ブロックされた通信についての情報は、すべてDr.Web for Androidのログファイルに保管される。またウイルス対策のオペレーションモードとブロックした電話やSMSの情報へのアクセスは、ソフトを起動することなくデスクトップウィジェットから切り替えられると説明している。
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