Microsoftの最高経営責任者(CEO)、Steve Ballmer氏は2月14日、スペインで開催中の「Mobile World Congress conference」で基調講演を行い、2011年に提供を計画している「Windows Phone 7(WP7)」の新機能について話をした。
Ballmer氏はまた、最初のWindows Phone 7のアップデート(開発コード「NoDo」)は2011年3月初めに公開を予定していることも明らかにした。
この日の発表をまとめたプレスリリースでは、2011年にWP7をアップデートする回数について触れていない。また、初のメジャーアップデートである開発コード「Mango」の文字もない。Mangoは、秋から年末商戦にWP7端末向けに配信されることになっている。Ballmer氏は「重大なリリース」が2011年後半に予定されていると述べており、これがMangoのことだと思われる。
Ballmer氏によると、Microsoftは2011年、以下のような機能をWP7に追加するという。
Ballmer氏(とMicrosoftの同日付けプレスリリース)は、CDMAの対応をいつ実現するのかについてもコメントしていない。SprintとVerizonがWP7端末を発表するのかについて、たくさんの問い合わせをもらっている。NoDoアップデートでCDMAサポートを実現すると予想する人もいるが、14日の基調講演ではわからなかった。以前にも報告したが、わたしはCDMA版WP7は2011年夏までは登場しないと聞いている。
アップデート:Microsoftの幹部から、CDMA対応はNoDoの一部として計画されていると聞いた。VerizonとSprintが提供する最初のWP7端末は、2011年前半に登場予定とMicrosoftの代表者は述べた。
Windows Phoneプログラムマネジメント担当バイスプレジデントJoe Belfiore氏は、WP7コードの「重要なアップデート」の早期版をデモしながら、端末上のIE 9コードはPC上で動くIE 9コアと同じコアを含む点を強調した。つまり、IE 9向けのアプリケーションやウェブサイトは自動的にWP7端末上でも動く、ということになる。
Belfiore氏は、「Kinect」を統合したWindows Phoneの提供についても話をした。これにより、Windows Phoneユーザーは自分のアバターを使ってゲームに参加できる(この機能のサポートは将来実現する)。
NoDoとMangoの間にアップデートの予定はあるのか、Microsoftに問い合わせてみたが、代表者はコメントを控えた(良い兆候ではないと思う。コメントを控えたということは、ノーという意味だろうと予想する)。14日の基調講演を土台にすると、NoDoに入らなかった機能は、Mangoまで待つしかないということのようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス