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AOLのThe Huffington Post買収--技術面での理由 - (page 2)

文:Caroline McCarthy(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2011年02月10日 07時30分
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 2006年〜2008年の間、The Huffington Postで編集者として働いていたRachel Sklar氏は、次のように述べる。「The Huffington Postの成功の過程でJonah Peretti氏が果たした役割を見過ごしてしまうと、同社がどのようにして現在の姿になったのかを理解することはできない。同社は検索やユーザーの検索対象、検索分野でスイートスポットを捉える方法、セレンディピティ(偶然の幸運な発見)を理解しており、検索とセレンディピティの両方を非常にうまくやってのけた。ユーザーが注目しているときには、ユーザーの目につくところに情報を提供できるようにし、ユーザーが注目してないときは、注目せずにはいられない情報を提供できるようにしていた」

 このように、読者の間でも検索結果でも話題を集め目立つことができる能力は、Peretti氏がThe Huffington Postにもたらしたものだ(米CNETは7日、Peretti氏にコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった)。マサチューセッツ工科大学(MIT)Media Labの卒業生であるPeretti氏はかつて、センセーショナルな話題を作り出すユニークな才能の持ち主として有名になった。最初は2001年のことだ。Peretti氏は、スニーカーブランドのNikeが側面に「SWEATSHOP」(労働搾取工場)という文字の入ったカスタムスニーカーを作ることを拒否したことめぐって、Nikeと電子メールで言い争いになり、その数週間後に米国のさまざまなニュース番組に出演した。

 メディア分野の評論家兼作家で、AOLによるThe Huffington Post買収の技術面について自身のブログBuzzMachineで考察したJeff Jarvis氏は、「Peretti氏は創設者として、常に構想に技術革新をもたらし、その実行を大規模なものにしてきた。また、既存のブログツールに目を付けて、プライムタイムと有名人の両方に対応できるものにした。The Huffington Postは測定基準の価値をほかのメディア企業よりも早く見抜いていた」と述べた。

 もちろん、The Huffington Postの技術の中心人物はもう同社にはいないが、常にコンテンツ、コミュニティー、読者層のバランスをうまく取ってきた同社の能力は、間違いなくAOLが羨ましいと思うものだった。AOLは、同社に忠実で互いにつながった幅広い読者ベースを構築しようと努めてきたが、これまでのところその試みは成功しておらず、自社のポータル風のホームページをある種の支えのように使う程度だった。AOLは1年と少し前、Time Warnerから完全に独立し、Armstrong氏のコンテンツ至上主義というスローガンが全社的なものになったのとほぼ同時期に、フリーランスのジャーナリストに作業を振り分けるSeed.comを開設した。Seedは今でも存続しているが、1月に上場したライバルのコンテンツファームDemand Mediaに水をあけられている。

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