日立マクセルは2月7日、充電ケーブルなしでiPhone 4に充電ができるワイヤレス充電器を発表した。国内初の「Qi(チー)」規格準拠製品になるという。
Qi規格とは、無接点充電の国際標準規格化団体であるWireless Power Consortium(WPC)が認定した、無接点充電の低消費電力向け標準規格だ。ワイヤレス充電には電磁誘導方式を採用している。
発表されたのは、ワイヤレス送電パッド「WP-PD10.BK」(ダブルタイプ)、「WP-PD10S.BK」(シングルタイプ)と、iPhone 4専用のワイヤレス受電スリーブ「WP-SL10A.BK」。iPhone 4に受電スリーブを装着し送電パッドに置くことでワイヤレス充電に対応する。
充電パッドには複数のコイルをレイアウトしたConvenientPowerのコイルアレイ方式を採用。これにより、端末の位置自由度が高く、厳密な位置合わせをする必要がないという。ダブルタイプのWP-PD10.BKには、電源コイルアレイを2系統内蔵しているため、同時に2台のiPhone 4を充電できる。
発売はダブルタイプの送電パッドWP-PD10.BK(店頭想定価格:6900円前後)と、受電スリーブWP-SL10A.BK(同:2900円前後)が4月25日。シングルタイプのWP-PD10S.BK(同:未定)のみ5月の発売を予定している。
送電パッドへの給電はACアダプタを使用。ダブルタイプのみUSB端子を装備しているため、USBケーブルを接続してUSB充電方式の機器を充電することができる。
日立マクセルでは、今回の新製品はWPC認証機関におけるコンプライアンステストをクリアし承認を受けたもの。これにより、Qi規格準拠製品間の互換性を保ち、今後多くの機器間での使用を拡大できるとしている。
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