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ウェブ版のAndroid Market--グーグルのスマートフォン戦略における差別化要因 - (page 2)

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2011年02月09日 07時30分
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 このような接続を、Googleは長い間Android戦略から排除しようとしており、アプリケーションのバックアップや連絡先の管理に不安を感じているユーザーに、同社のウェブベースのサービスを売り込んできた。しかしこれまでは、大画面でアプリケーションの購入もできる使いやすいサービスに代わる有力な代替案がなかった。その上、ネイティブのAndroid Marketのユーザー体験はかなりお粗末なものだった。だが、今ではそのような代替サービスがある。

 Googleのモバイルプラットフォーム製品マネージャーEric Chu氏によると、このウェブストアはまだ携帯電話やタブレットのネイティブのAndroid Marketに取って代わるものではないという。Chu氏は、ネイティブのAndroid Marketはおそらく今でも携帯電話上で最高の体験を提供しているため、Googleは今後も同ストアを改良していくつもりだと述べている。

 しかし、Googleがこの世界で追求しているのは、いつの日か特定のマシン向けに開発されたソフトウェアを、ウェブ上でウェブのために開発されたソフトウェアで置き換えることだ。このような戦略を支えるという点で、モバイルデバイスはデスクトップマシンに大きく後れを取っている(デスクトップにもまだ改善の余地は残されている)。しかし、さまざまな標準が整理され、モバイルブラウザが強力になるにつれて、その目標の実現に必要な条件が整い始めている。

 これはGoogleと同社のパートナーにとって、大きな差別化要因でもある。AndroidがGoogleのさまざまなウェブサービスと結びついている点を強調することで、Googleがパートナーに提供しているセールスポイントは、モバイルOS開発者やインダストリアルデザイナーのスキルを必ずしも補完しないが、そのようなスキルに多額の投資を行わない限り、他社には対抗できないものだ。

 それは業界を一変させるようなことではないが、AppleがiOSによって設定した高い基準を満たそうとしている多くの企業が、自社の強みを知り、iPhoneとiPadの体験の弱点に力を入れることによって、成果を上げられることを示す好例である。

 GoogleがAndroid体験の弱点の一部(例えば、OSアップデートが実際に携帯電話に届くまでのペースの遅さ)に対処できるのなら、この分野で先頭に立てるようになるかもしれない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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