パナソニックは2月3日、薄型テレビ「ビエラ」シリーズに、液晶テレビを含む3Dテレビ4シリーズを発表した。全機種USB HDDとSDカードへの録画機能を備えたほか、「テレビでネット」機能を拡充した。
今回発表されたのは、3D対応のプラズマテレビ「VT3」「GT3」「ST3」の3シリーズと、液晶テレビ「DT3」だ。いずれも別売の3Dグラス「TY-EW3D2SW/MW/LW」を買い足すことで、3D映像を視聴できる。
従来モデルでは、サイドバイサイド方式の3Dコンテンツを視聴する際、3D方式を切り換える手間が発生していたが、今回のシリーズより「3D方式自動認識」機能を装備。サイドバイサイドやトップアンドボトムの3D方式をビエラが自動で判別するとしている。
32〜50V型の全機種でUSB HDD、SDカードによる録画機能を内蔵。録画モードは「標準モード」と「長時間モード」の2つから選択できるほか、USB HDDからLAN経由で同社のデジタルレコーダー「ディーガ」へのダビングに対応。USB HDDは最大8台まで登録できるとしている。
ネット機能は、アクトビラ ビデオ・フル、YouTube、TSUTAYA TV、Skypeといった従来のサービスに加え、3月からひかりTV、Twitter、Picasa、ゲームといった新サービスを用意。さらに4月以降には、radiko.jp、Yahoo!オークション、Ustream、Dailymotion、Facebookといったサービスへの拡大も予定している。
最高画質シリーズのVT3シリーズは、42V型、46V型、50V型の3機種を用意した。パネルには、2010年のプラズマディスプレイ比で発光効率を約15%高めた新開発の「フル・ブラックパネルII」を採用し、ネイティブコントラストで500万対1を実現したとしている。
デザインは、一枚仕立てのフルグラスフェイスデザインにし、スリムスピーカーを装備。コンパクト&低重心スタイルを採用したという。3月18日に発売する。
GT3シリーズは、3D対応プラズマパネル「ブラックパネルII」を搭載した高画質モデルだ。42V型、46V型、50V型の3機種をラインアップ。フレーム部に独自のバックカット工法を採用することで、表面はフラットながら、立体感あるデザインに仕上げたとのことだ。3月11日に発売する。
42V型、46V型の2機種を用意したST3シリーズは、3Dテレビのエントリーモデル。新開発3D対応プラズマパネルを搭載し、ネイティブコントラスト200万対1を実現したとしている。同シリーズのみ、搭載チューナがシングルになるため、番組視聴中の裏番組録画には対応していない。3月11日に発売する。
3D対応の液晶テレビDT3シリーズは、32V型、37V型の2モデルをラインアップ。新開発の「クリアフォーカス4倍速」を搭載し、動画解像度1080本。LEDバックライトは画面をエリア分割し、光量を調整できる「インテリジェントコントラストAI」機能により、引き締まった黒を再現する。3月11日に発売する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」