NTTコミュニケーションズは1月31日、NTT Com Asiaとともに、マレーシアのTelekom Malaysia、フィリピンのPLDT、シンガポールのStarHubと、アジア地域をつなぐ新たな光海底ケーブル「Asia Submarine-cable Express」(ASE)を建設すると発表した。建設投資額は約360億円。
ASEは、大容量を効率的に伝送できる40G伝送技術を導入し、将来的には100G伝送技術の適用を見据える。また過去に地震や台風により頻発した、台湾南沖バシー海峡付近でのケーブル故障回避を考慮し、かつ、日本から香港、シンガポールなどへの最短遅延となるルートを設計するとしている。
運用開始は2012年6月の予定で、まずは日本、シンガポール、マレーシアを直接結び、フィリピンへ接続を持つルートを建設。さらに2012年12月に香港に接続するルートを建設する予定。また今後は、各国主要通信事業者と共同で、中国大陸、東南アジア諸国にも接続先を拡大していくとのこと。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス