投資銀行Goldman SachsによるFacebookへの最近の投資ラウンドは、同社関連の報道の中でも、最も多く報じられているものの1つであると同時におそらく最も内密にされてきたものでもある。Facebookは米国時間1月21日午後、プレスリリースを発表してその沈黙を破った。同社はそのプレスリリースでついに、時価総額500億ドルという評価に基づき、15億ドル(Goldman Sachsから10億ドル、既存の投資企業Digital Sky Technologiesも含むラウンドにより5億ドル)を調達したことを認めた。
さらに同プレスリリースには、10億ドルはGoldmanの米国外顧客への超過割り当てという形で調達した割り当てられたと記されている。これにより、次の2件の報道の事実が確認されたことになる。つまり、Facebook株式の需要が予想以上に高いこと、そして、証券法に抵触するため、Goldman Sachsの米国を拠点とする顧客は今回の株式割り当てに参加できないということである。
「この資金に関する計画は今のところない」とプレスリリースには記されている。「Facebookは、事業の構築と拡大に向けた投資を継続するつもりである」(Facebookのプレスリリース)
企業ブログへの投稿による発表を好むFacebookにとっては、プレスリリースの発表さえ異例のことである。
Facebookは、今回のラウンドにより、個人株主が2011年に500名を超える見込みであるため、財務状況を公開しなければならなくなることも認めた。ただし同社は、2012年4月末までは株式非公開企業の形態をとる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」