Facebookは、アプリケーションがユーザーの携帯電話番号や住所を収集できるようにする新機能を一時停止している。
Facebookではユーザーの許可に基づき、サードパーティーのアプリケーション開発者がユーザー情報を収集できるが、米国時間1月14日に実施された新たな変更は、この情報の範囲を拡大するものだった。
ユーザーがFacebookのアプリケーションをダウンロードする際いつも、名前、画像、友達のリストなどの情報を共有したいかどうか尋ねられてきた。今回の変更では、住所と携帯電話番号を共有する許可を求めるリクエストが追加された。
変更の直後から、Facebookユーザーが考えなしにアクセス許可の選択をクリックするのではないか、あるいは悪意ある詐欺的なアプリケーションが新機能を利用して住所や携帯電話番号を不正入手するのではないか、といった懸念が広がった。これを受け、米CNETのブログ寄稿者であるLarry Magid氏は、Facebookのプロフィールから住所と携帯電話番号を完全に削除する方法を説明した。
Facebookは1月17日夜にブログを投稿し、この週末にユーザーから、プロセスをより透明化する方法について有益な「フィードバック」を受けたと述べた。その結果、同社は、こうした情報の共有を意図的に選ぶということを、ユーザーが理解できるよう支援する改善を目標に掲げ、新機能を一時的に停止した。Facebookは、数週間後には改善されたバージョンを復活させると約束している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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