GoogleがeBook Technologiesを買収した。これが、同社による2011年最初の買収のようである。ただし、買収金額は明かされていない。
eBook Technologiesのウェブページの更新によって、今回の買収が正式に明らかになった。同サイトは、ほとんどのコンテンツが削除されており、「eBook Technologies, Inc.は、Googleに買収されたことをうれしく思っており、ここに発表する。Googleと力を合わせることによって、新しく登場したタブレットや電子書籍端末などの携帯端末における読書に、最高級のエクスペリエンスを提供するというわれわれの思いがさらに実現されるだろう」という表記だけが残されている。GoogleはTechCrunchに対して買収を認めたが、金額については明らかになっていない。
(ほかでもない)Googleを介して参照可能なeBook Technologiesのサイトのキャッシュ版からは、同社には、2種類の旧式の電子書籍端末を含む、電子書籍専用のさまざまなハードウェアおよびソフトウェア製品が存在することがわかる。また同社は、出版社向けの課金および電子書籍配信技術も開発している。
この買収により、「gBook」に関する憶測が飛び出しそうだが、今回の買収に対するGoogleの目的は、eBook Technologiesのバックエンドソフトウェアおよびシステムを、最近開設した「Google eBookstore」の一部として利用することにあるようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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