日立情報システムズ(日立情報)は1月11日、マイクロソフトのERPパッケージ「Microsoft Dynamics AX」を導入する企業および導入を支援するSI企業向けに、同パッケージの機能強化や拡張を短期間、低コストで実現できるプログラム集「アドオンライブラリ for Microsoft Dynamics AX」の提供を開始した。
企業がERPパッケージを導入する際には、一般的に業態、業務ごとに新しい機能を開発することが多く、そのための期間と費用が発生する。同アドオンライブラリでは、機能強化や拡張において、業態、業務を問わない汎用的な機能に着目し、「マスタの一括取込機能」「伝票の一括取込機能」、レイアウトを整理した「印刷帳票」を中心に20種類以上のプログラムを用意している。また、提供形態も単品の機能からフルセットまで柔軟に対応し、特定環境下での動作検証やユーザー環境へのインストールサービスもオプションとして提供する。アドオンライブラリの活用により、ユーザーはDynamics AXの機能追加や拡張に必要な諸費用を低減でき、短期間で導入、利用できるとしている。
合わせて、各プログラムのカスタマイズやソリューションサービスも提供。例としては、組立製造業のユーザー向けにテンプレートを用いた導入支援サービス、「SAP ERP」とのデータ連携ソリューションなどを用意している。
日立情報では、同アドオンライブラリを含めたDynamics AX関連ソリューション全体で、2015年度までに10億円の売上を目標とする。
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