日本IBMは1月11日、全業種向けにシステム開発などのサービスを提供するアプリケーション・イノベーション・サービス(AIS)組織において、組織の能力成熟度向上モデルであるCMMI(Capability Maturity Model Integration)の最高位となる「成熟度レベル5」を達成したと発表した。
CMMIは米カーネギーメロン大学・ソフトウェアエンジニアリング研究所(CMU/SEI)が開発した、システム構築にかかわるプロセスを中心とした組織プロセス改善のためのモデル。CMMIでは組織の成熟度にあわせて5段階のレベルが定義されており、「レベル5」は継続的に最適化を図る能力を持つ組織として最高位に位置づけられる。また、2006年以降、CMMIによる差別化を明確にするため、高度成熟度レベル(レベル4および5)の達成要件が厳格化されているという。
IBMは、全世界で共通の開発標準フレームワーク(IGSDF:IBM Global Solution Delivery Framework)を展開しており、これらを組み合わせて使うことでプロジェクト運営や組織の最適化を図っているとする。日本IBMでは、2005年10月に当時のサービス・デリバリー部門でCMMIレベル5を達成した後、IGSDFに基づいてシステム構築の開発や管理標準をグローバル標準へと変更し、より高品質のサービスを提供できる組織へと変革を進めてきたとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
「1→10」の事業化を支援する
イノベーション共創拠点の取り組みとは