ソーシャルグループウェアは1月11日、iPhoneとiPod touchに対応した名刺管理アプリケーション「LISTER」に新機能を追加し、同日よりサービスを再開したと発表した。LISTERは2010年10月にサービスを開始。予想を大幅に上回る登録があったことから、サービスを一時中断していた。
LISTERは、メールの署名から名前や住所などを自動で切り出してデータベース化できるサービスだ。アプリをダウンロードし、自身のIMAP対応のメールアカウントを登録する。すると、ソーシャルグループウェアのサーバを介して、メールの署名部分のみを自動的に抽出し、解析して住所や名前などの連絡先をデータベース化することができる。他のアプリのように名刺をスキャンする必要がなく、メールをもとに自動的に管理できるのが特長だ。
新たに、LISTERが解析した内容を編集できる「リスト編集機能」を追加し、修正できるようにした。編集された内容は解析ロジックに組み込まれ、解析精度向上に向けてシステムに反映されるという。LISTERでは、メールアドレスのアルファベットなどをもとに重み付けをし、より正確なよみがなを付けるなど解析に力をいれている。
このほか、LISTER内のデータをiPhoneのローカルアドレス帳にコピーできるエクスポート機能も追加された。
今後は、Android端末への対応やGoogle Chromeの拡張機能化など多くの機能追加を予定。さらにAPIを公開し、他のサービスからLISTER内の連絡先データへアクセスできる環境も提供するとしている。
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