Appleは、同社のモバイル広告プラットフォーム「iAd」用に広告を作成するための新しいツールを開発者らに向けて公開した。
米国時間12月20日に新しく公開された「iAd Producer」は、iAdで展開するモバイル広告キャンペーンを作成、テスト、公開する開発者を支援するためのツールである。iAd Producerは、Appleの「iOS Developer Program」の有料会員向けに無償で提供され、「Mac OS X 10」で動作する(Windows版を提供するかどうかについて、Appleは何も述べていない)。
同ソフトウェアが提供する視覚的なデザインレイアウト上で、開発者らは、設計対象にしたい端末を定義し、ページをめくった場合に広告がどのように表示されるかを確認することができる。開発者らは、さまざまなテンプレート、コンポーネント、アニメーションを選択して広告を構築することができる。iAd Producerは最後に広告を検証し、誤りがあれば特定し、広告を構成する多様なファイルを最適化する。
iAd Producerは、広告を作成するための技術としてHTML5、CSS3、およびJavaScriptを使用する。経験の浅いプログラマーは、基本に従って広告を作成することができる一方で、経験豊富な開発者は、JavaScriptプログラミングおよびデバッグによってコードビハインドを微調整することができる。
またiAd Producerは、HTML5やCSS3を使用することで、多くの設計者がモバイルアプリケーションや広告を作成するためにこれまで使用してきた「Adobe Flash Professional」の代わりにもなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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