Google Labsから新たなツールが登場した。オンライン上に共通のカレンダー、地図、ゲームなどの仮想ワークスペースを作成し、これを通じて他のユーザーと簡単に共同作業を行えるよう支援するものだ。
米国時間12月19日に発表された「Google Shared Spaces」というツールでは、50種ほどのガジェット群を提供している。これらは元々、独立したサービスとしては開発中止となった「Google Wave」向けに作成されたものだ。ユーザーはガジェットの1つを使用してワークスペースを生成することにより、リストの作成、投票ツールの設計、アイデアのブレインストーミングに利用できるほか、さらには休憩が必要なときに数独で遊ぶこともできる。ユーザーはその後、個々のワークスペースで別のユーザーとデータを共有したり協業したりできる。
ワークスペースを作成するには、Shared Spacesページにアクセスして、自動車の相乗りができる時間や場所を複数のユーザーで打ち合わせることができる「Carpool Gadget」など、数多くあるガジェットの1つを選ぶだけでよい。次に、「Create a Space」オプションをクリックしてスペースを作成する。初めて利用する場合は、Google、Yahoo、Twitterのいずれかのアカウントを使用してログインするよう求められる。
ユーザーは次に、さまざまなオプションを選択することで自身のワークスペースをカスタマイズできる。作業が終わったら、電子メール、Google Wave、またはTwitterを通じて、他のユーザーと作成したものの共有が可能だ。共有する双方がデータを別々に参照していようと同時に参照していようと、受け手側ではワークスペースにおいてあらゆる選択肢を変更できる。ユーザーはまた、ワークスペースを共同で更新する際、互いにチャットすることも可能だ。
ただし、Shared SpacesはGoogle Labsのできたばかりのプロジェクトなので、ところどころでバグが生じることは覚悟しておこう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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