「Google TV」はちょっとした問題に直面し、当初の計画に変更が生じているようだ。
多くのテレビメーカーが、2011年1月にラスベガスで開催される2011 Consumer Electronics Showで新しいインターネット対応テレビを披露する見通しだった。しかし、Googleの計画に詳しい人物らの話として報じたThe New York Timesの記事によると、Googleは、同社がGoogle TVソフトウェアを刷新できるよう、これらのメーカーに対して計画の延期を求めたという。
Googleの関係者らにコメントを求めたが、直ちに回答を得ることはできなかった。
Googleが、Google TVに対するアップデートをリリースしてからまだ1週間も経っていない。このアップデートは、同ソフトウェアをさらにユーザーフレンドリーにし、「Netflix」との統合性を向上している。
Google TVは、PCを基本としたインターネットと従来のテレビ分野を融合しようとするハイテク業界の最近の流れにおいて、非常に高い注目を集めている取り組みの1つである。Logitechとソニーは、Google TVソフトウェアを稼働するデバイスを発売しており、このデバイスによって、人々はこれまでどおりにテレビ放送を視聴するとともに、一連のインターネットベースのアプリケーションやウェブサイトを利用することができる。
しかし、Google TVの出だしは険しいものになった。Googleは依然として、同ソフトウェアプラットフォームを推進するため、大手メディア企業との提携に向けて取り組んでいる最中だ。現時点では、すべての主要な放送ネットワークが、Google TVによる自社のオンラインコンテンツへのアクセスを遮断している。
NBC、CBS、ABC、Foxは、Google TVでは自社番組の全エピソードを視聴できないようにしている。しかし、Google TVはただ、放送会社がウェブに投稿する自由に視聴可能なコンテンツを、テレビで視聴できるようにしているだけだと同ソフトウェアの支持者らは主張している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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