トレンドマイクロは12月8日、PCのデータ管理・保管に関する調査の結果を発表した。
「これまで経験したPCに関するトラブル」「トラブル別の困った度合い」の設問では、起動やネットワークに関するトラブル経験が7割以上と多かった。その一方で、最も解決できなかったトラブルは「データが壊れた、なくなった」といったファイルやデータに関するものであった。ファイルやデータに関するトラブルは最も困った度合いの高かったトラブルでもあった。
PC内に保存しているデータは「デジカメで撮影した写真」が最も多く、趣味で作成したイラストや音楽、動画と続いた。写真データの保有ユーザーのファイルのバックアップ方法は「USBメモリ」が47.5%で最も多く、ついで「(CD-RやDVD-Rなどの)光学メディア」「外付けハードディスク」となり、多くのユーザーが何らかの物理的なメディアにバックアップしている。
バックアップ方法に対しての不満・不安な点については、「バックアップした機器の故障(42.9%)」「バックアップを取るのが面倒(32.3%)」「データ容量の不足(32.0%)」が挙げられた。今後はPCや外部記憶媒体を中心とした環境から、クラウドサービスの選択肢が広がることが予想されるが、保存する場所にかかわらず、データをウイルスなどの外部の脅威から安全に守り、万一のトラブルの際にも安心して保管できる環境が求められるとしている。
調査は11月26〜28日に18歳以上の国内ネットユーザーを対象にウェブアンケートで実施。有効回答者数は696人。
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