米国政府の機密文書を暴露して物議を醸しているWikiLeaksについて、世界最大級のSNSであるFacebookが口を開いた。同社は声明を通じて、WikiLeaksに関連したファンページを禁じることはしない方針を明らかにしている。
「WikiLeaksのFacebook Pageはわれわれのコンテンツ標準に違反していない。またページに投稿された内容にもポリシー違反は見当たらなかった」とReadWriteWebが入手した声明には書かれている。しかし、Facebookが方針を転換する可能性は残されており、同社は、現在のところWikiLeaksが同SNSのサービス規約に違反するコンテンツをページに投稿していないと考えていると述べたにすぎない。
問題で有害な可能性のあるコンテンツをサーバからブロックするか否かをめぐり、Facebookの方針はこれまでにも批判を受けてきた。例えば、同社は、ホロコースト否認論と関連するグループを禁止せず、ホロコースト否認論が「不快でばかげたもの」であると認識する一方で、このグループは違反コンテンツを含んでいないとして同SNSでの活動を可能にしていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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