インターネットバックボーンプロバイダーLevel 3 Communicationsは米国時間11月29日、ケーブルテレビ大手ComcastがLevel 3に対し、Comcastのブロードバンドネットワークを流れるビデオトラフィックに「recurring fee(自動更新料金)」を課すことを計画しているとの声明を発表し、Comcastが米連邦通信委員会(FCC)のネット中立性の原則に反しているとして非難した。
Level 3最高法務責任者(CLO)のThomas Stortz氏はこの声明で、「Comcastは事実上、自社のブロードバンド・インターネット・アクセス・ネットワークの境界線上に料金所をつくり、同社のケーブルテレビやXfinityが配信するものと競合するコンテンツの料金を一方的に決定できるようにしている。これはオープンなインターネットに対する脅威となり、明らかに米国のケーブルテレビ最大手としてのComcastの優位な立場を乱用したものだ」と述べている。
これに対しComcastの広報担当シニアバイスプレジデントのJoe Waz氏は「Level 3とComcastとの間の取り決めについて、Level 3は誤った認識を示している」と述べ、「Comcastは、このような種類のトラフィック配信について、Level 3のコンテンツ配信ネットワークの競合との間でも、双方が受け入れ可能な契約を長期にわたって結んできた」としている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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