地上デジタル放送の世帯普及率が9割を超えたことが総務省の調査でわかった。調査は、社団法人デジタル放送推進協会が9月に全国47都道府県全域で実施したもの。対象は15〜80歳未満の男女。有効回答1万3170件を集計した。
その結果、地上デジタル放送対応受信機(地デジ受信機)の世帯普及率は90.3%。3月に実施された前回調査の83.8%から6.5ポイント増加し、はじめて9割を超えた。
一方、地デジ受信機を保有していない世帯に、その理由についてたずねると、70.1%が「地上アナログ放送が視聴できなくなるまで時間的余裕がある」と回答。次いで36.1%が「経済的に地上デジタル放送に対応する余裕がない」と答えた。
地デジ受信機を保有していながら、地上デジタル放送が受信できないと答えた世帯は全体の4.3%。そのうち37.1%が「アンテナや分配器が対応していない」としている。
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