NECは11月17日、IBMのセキュリティ製品と連携可能なバイオメトリクス認証製品を販売すると発表した。第1弾として、IBMのシングルサインオンソフトウェア「Tivoli Access Manager for Enterprise Single Sign-On(TAM ESSO)」と連携可能な指紋認証製品「SecureFinger for TAM ESSO」の販売を同日より開始する。
SecureFingerは、NECの指紋認証ユニット「PU900-10」と指紋認証ソフトウェア「指紋認証ユーティリティAD クライアントV9」をセットにした製品。PCへのログインや業務システム利用時に、高い認証精度を誇るNEC独自の指紋認証技術によって本人確認を行うという。今回販売されるSecureFinger for TAM ESSOは、SecureFingerをTAM ESSOと連携可能にしたものとなる。SecureFinger for TAM ESSOとTAM ESSOとの連携部分については、NECとIBMが共同で動作検証を行っているという。
SecureFinger for TAM ESSOの価格は1セット(1ユーザー分のユニットと指紋認証ソフトウェア)で2万5000円(税別)。NECでは、日本国内におけるセキュリティ対策ニーズの高い企業、官公庁を対象に販売を開始し、順次グローバルでの展開を図るとしている。今後3年間で20万セットの販売を目指す。
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